歯ならびと噛み合わせが脳に与える意外な影響

こんにちは。 さいたま口腔リハビリテーション歯科クリニックです。
11月8日は「いい歯ならびの日」でした。
歯ならびへの関心を高め、噛み合わせの大切さを広めるために、公益社団法人日本矯正歯科学会が制定しました。毎年この日には市民公開講座が開催され、日本歯科医師会と連携して啓発活動を行われているそうです。
日付は「いい(11)歯(8)」の語呂合わせから11月8日が記念日とされました。
皆さまは、歯と脳には深い関わりがあることをご存じですか?
今回は、歯ならびや噛み合わせが脳に与える影響についてお話しします。
噛み合わせが良いことで脳に与える影響
歯ならびや噛み合わせが良いと、噛む力が均等に分散され、食べ物をしっかり噛むことができます。
その結果、効率的に噛めるようになり、脳に良い影響をもたらします。
脳へ与える好影響は以下のとおりです。
脳の活性化
食べ物を噛む動作は、脳を刺激して活性化を促すため、認知機能低下の予防につながります。
よく噛むことで脳に刺激がいき、脳内の毛細血管が拡張されて栄養が行き渡るため、脳内で血流が増加して脳の働きが向上します。
そのため、食事の際には噛む回数を増やしたり、ゆっくり、しっかりと噛むことを心掛けましょう。
ストレス軽減とリラックス効果
よく噛むことで、脳内にリラックスを促すホルモンである「セロトニン」が分泌されます。
これにより、自然とストレスが和らぎ、心身のバランスが保たれます。
噛み合わせが悪いことで脳に与える影響
歯ならびが悪く噛み合わせが悪いと、噛む回数が減ったり噛む力が弱まるため、脳に悪影響を及ぼす場合があります。
脳へ与える悪影響は以下のとおりです。
脳への血流不足
噛み合わせが悪いと、血液の循環がうまくいかず、脳に十分な血流が行き渡らなくことがあります。
この状態になると、脳が酸素や栄養を十分に受け取れず、集中力や思考力の低下を招くことがあります。
脳の疲労感の増加
噛み合わせが悪いと、無意識に歯ぎしりや食いしばりを行なってしまいがちです。
過度な力が加わることで、脳に余計な負担がかかり、その結果、脳が疲労しやすくなります。
その影響は日常生活にも現れ、疲れや集中力の低下を感じることにつながります。
また、睡眠中の歯ぎしりや食いしばりが原因で、睡眠の質が低下し、結果的に疲労や集中力の低下につながる恐れがあります。
矯正治療で歯ならびを整える重要性
歯ならびが悪いことは、単に見た目の問題や噛み合わせによる脳への悪影響だけでなく、肩こり・頭痛・消化不良など、全身の健康にも深刻な影響を及ぼします。
そのため、問題を根本から解決するには、矯正治療によって歯ならびを改善することをおすすめします。
歯ならびを整えることで、日常生活の質が大きく向上し、将来的な健康リスクを減らしましょう。
まとめ
日々感じる疲れやストレス、集中力の低下は、歯ならびや噛み合わせと関係している可能性があります。
健康的な生活を送るためにも、この機会に歯ならびや噛み合わせについて考えてみてはいかがでしょうか。
歯ならびや噛み合わせはもちろん、お口に関することで不安のある方は、ぜひ当院にご相談ください。一人ひとりに合った治療方法をご提案いたします。
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